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BATTLE X ROAD 2017 対戦環境レポート 【優勝デッキ紹介編】


 
  • 2017年02月01日

BATTLE X ROAD 2017の環境レポート最終回となる今回は、優勝ユニットの使用した4つのデッキを紹介します。

どのデッキも非常に緻密な調整がなされており、最強にふさわしいデッキ揃いです。

 

ガマゲロゲEX・ジュナイパーGX・ラフレシア

使用者(ユニット名) みれ(Redo)

ポケモン

モクロー SMA 4
フクスロー SMA 4
ジュナイパーGX SMA 3
ナゾノクサ XY7 1
クサイハナ XY7 1
ラフレシア XY7 1
ガマゲロゲEX XY3 1
ミルタンク XY2 2
シェイミEX XY6 2

エネルギー

基本草エネルギー   4
ダブル無色エネルギー   4

トレーナーズ

プラターヌ博士   1
N   1
リーリエ   1
フウロ   1
フラダリ   1
AZ   2
バトルサーチャー   4
ハイパーボール   4
トレーナーズポスト   4
活力剤   4
バトルコンプレッサー   3
ダートじてんしゃ   1
かるいし   1
タウンマップ   1
巨大植物の森   4
 

解説

巷でよく見かけるガマゲロゲEX・ジュナイパーGXとは大きく異なる構築のデッキです。

【ガマゲロゲEX(XY3)】を使うタイミングは少なく、デッキの中で頻繁にアタッカーとなるのは【ミルタンク(XY2)】。加えて1-1-1ラインの【ラフレシア(XY7)】が採用されているのが特徴です。

キーカード:【活力剤】

サポートの枚数が非常に少ないのが特徴。BW環境より長らく多くのデッキのドローソースとなっていた【プラターヌ博士】も【N】もわずか1枚ずつの採用となっています。

当然山札から引ける枚数も少なくなりますが、このサポートの枚数でもしっかりと戦える理由は【バトルコンプレッサー】と4枚フルに投入された【活力剤】にあります。【バトルコンプレッサー】でトラッシュしたポケモンを【活力剤】でトラッシュから回収し、【巨大植物の森】とのコンボで盤面に一気に還元することで、非常に効率のよい手札の使い方ができます。

手札を効率よく減らしたうえで、エネルギーなど、残りの必要なパーツを【シェイミEX(XY6)】の特性「セットアップ」で引き込み、戦うために必要なパーツを一通り揃えることができるのです。

極めて細いラインの【ラフレシア】も、【活力剤】で複数枚まとめての回収が可能です。そのため、中盤-終盤に無理に【ガマゲロゲEX】での攻撃をせずとも、相手のグッズ使用を妨害することができ、巻き返されることなく逃げ切ることが可能になります。

総評

デッキの回し方としては最近のデッキというよりも、DPシリーズ期のデッキに似た印象を受けました。

BWシリーズ以降、多くのデッキが採用してきた【アララギ博士】【プラターヌ博士】を4枚組み込んだ構築とは根本的に異なるサポートの選択であり、今後多くのプレイヤーに影響を与える可能性を感じます。


 

ボルケニオン・ボルケニオンEX

使用者(ユニット名) タク(Redo)

ポケモン

ボルケニオン XY11 4
ボルケニオンEX XY11 4
エンテイ XY7 014 / 081 1
シェイミEX XY6 3

エネルギー

基本炎エネルギー   13

トレーナーズ

プラターヌ博士   4
N   2
フラダリ   2
リーリエ   1
鍛冶屋   2
オカルトマニア   1
クセロシキ   1
バトルサーチャー   4
ハイパーボール   4
エネルギー回収   4
バトルコンプレッサー   2
ネストボール   1
あなぬけのひも   1
びっくりメガホン   1
闘魂のまわし   2
かるいし   1
スカイフィールド   2
 

解説

オーソドックスなボルケニオンデッキ。今大会での使用率トップの現環境における超定番デッキといえます。

【鍛冶屋】での一点集中のエネルギー加速と、【ボルケニオン(XY11)】の「パワーヒーター」での面展開の両面をバランスよく見た、非常に使いやすいデッキだと思います。

キーカード:【エンテイ(XY7 014/081)】

今大会、多くのボルケニオンデッキに採用された一枚です。

背景には【MレックウザEX(XY6)】など、ベンチポケモンを並べるポケモンの存在や、特大のHPやポケモンEXを一撃で潰せる【ソルガレオGX(SM1S】などの存在があると考えられます。

【オカルトマニア】の採用により、【エンテイ】で相手の【ボルケニオン】を倒しつつ、相手の【ボルケニオン】に【エンテイ】が倒されない。すなわち【ボルケニオンEX】をバトル場に立たせるための工夫がなされていました。

【スターミー(CP6)】よりも【エネルギー回収】を選択した理由も、この【エンテイ】の存在が大きいのではないかと考えられます。

総評

ワザ「ボルカニックヒート」の効果のキャンセル手段として、【ポケモンレンジャー】の採用が一般的ですが、このレシピには【ポケモンレンジャー】はありません。

【あなぬけのひも】の使用タイミングがカギになります。

要所で大ダメージを狙えるデッキですが、リソース管理が想像以上にシビアになるため、使いこなすには継続した練習が必要になるでしょう。


 

MミュウツーEX・ダストダス

使用者(ユニット名) シュウ(Redo)

ポケモン

ミュウツーEX XY8 027 / 059 3
MミュウツーEX XY8 028 / 059 3
フーパEX XY7 1
シェイミEX XY6 2
ヤブクロン XY9 2
ダストダス XY9 1

エネルギー

基本超エネルギー   8
ダブル無色エネルギー   4

トレーナーズ

プラターヌ博士   4
N   2
フラダリ   2
リーリエ   1
ポケモンセンターのお姉さん   1
バトルサーチャー   4
ハイパーボール   4
ピーピーマックス   4
トレーナーズポスト   3
すごいつりざお   1
ミュウツーソウルリンク   4
かるいし   3
記憶のほこら   2
パラレルシティ   1
 

解説

【MミュウツーEX(XY8/028)】のみをアタッカーに据えた潔いデッキです。

単体での攻撃力が非常に高いため、【ダストダス(XY9)】により、特性に依存するデッキに対して素の打点での殴り合いを強いることができます。

キーカード:【ダストダス】

Mミュウツーデッキを相手にする場合、高いHPの【MミュウツーEX】を一撃で倒さないと、【記憶のほこら】を利用した「チェンジダメージ」で、与えたダメージをそっくり返されてしまいます。

M進化ポケモンを一撃で倒せる大ワザを出すためには、エネルギーをトラッシュするなど、コストを払う場合が多いので、リカバーのために特性を使用することを想定したデッキは非常に多いです。そのため、【ダストダス】の特性「ダストオキシン」にて相手の特性を使わせないことにより、2匹目の【MミュウツーEX】と地のテキストでの勝負を強いられます。

もちろん、【ダストダス】を倒してしまえばいいのですが、無傷の【MミュウツーEX】に2回行動をとらせるのは、多くのデッキにとって脅威となるはずです。

総評

【MミュウツーEX】を一撃で倒せないデッキにとって、「チェンジダメージ」の存在は非常に厄介です。もちろん、無傷のまま放置すれば「サイキックインフィニティ」のダメージはどんどん上がります。

その場合、少しダメージを与え、「チェンジダメージ」を使われた後にもう一度小さいダメージを与えて「チェンジダメージ」を無力化する方法を取るのが一般的ですが、それをさせない【ポケモンセンターのお姉さん】の採用など、工夫が見て取れます。

一方、弱点を突くなどして一撃で【MミュウツーEX】を倒せるポケモン、例えば【バケッチャ(XY4)】などには弱いため、どのようなデッキが多い環境か見極めて使用する必要があります。


 

MレックウザEX・シェイミEX

使用者(ユニット名) しょう。(Redo)

ポケモン

レックウザEX XYD 1
レックウザEX XY6 2
MレックウザEX XY6 3
マギアナEX XY11 1
シェイミEX XY6 4
フーパEX XY7 2
カイリューEX CP6 1
ヤレユータン SM1M 1

エネルギー

基本鋼エネルギー   3
ダブル無色エネルギー   4

トレーナーズ

プラターヌ博士   1
N   1
フウロ   1
フラダリ   1
AZ   1
オカルトマニア   2
バトルサーチャー   4
トレーナーズポスト   4
ハイパーボール   4
バトルコンプレッサー   2
レックウザソウルリンク   3
かるいし   2
時のパズル   3
メガターボ   3
タウンマップ   1
びっくりメガホン   1
スカイフィールド   4
 

解説

GX環境においてもそのスピードと打点の高さに定評のある【MレックウザEX】のデッキです。

HP240のポケモンを一撃で倒せるほか、一度盤面が完成すればそれを維持するだけで大ダメージを連発できるため、【フラダリ】【オカルトマニア】なども絡めて、相手の場の展開を阻害しながらキーとなるポケモンが動く前に倒してしまう戦い方ができる、コントロール寄りのデッキです。

キーカード:【時のパズル】

2枚揃えることでトラッシュの好きなカードを2枚手札に加えられる強力なグッズです。

このデッキには3枚採用されており、必然的に2枚同時に使用できる回数は1回のみです。しかし、その1度の【時のパズル】2枚使用で、【びっくりメガホン】【スカイフィールド】【カイリューEX(CP6)】など、キーとなるパーツを拾えれば、相手の反撃の目を潰すことが可能です。

最終版の詰めの場面で【N】を使われるなどしても、【ヤレユータン(SM1M)】の特性により山札を引けることから、デッキトップを操作できる【時のパズル】1枚での使用でもシナジーを見いだせる点に注目すべきでしょう。

総評

ゲームプランのイメージがはっきりと構築に反映されている印象を受けました。

リカバーのための各パーツや【マギアナEX(XY11)】など、ゲームが終わるまで盤面を守り切るためのパーツはしっかりと搭載され、【時のパズル】である程度の柔軟性も確保している点など、構築のうえで参考になる点は多々あります。

【ウソッキー(SM1+)】など、新たなアンチカードの登場はあるものの、まだまだ活躍の場はあるのではないでしょうか。


考察を書くにあたり実際に4つのデッキを組み、使用感を確かめて解説を行いましたが、この4つのデッキについては優勝の2文字に勝る説明はないでしょう。

今大会最高の結果を残した4名のデッキをご紹介できる事を誇りに思います。

大会の対戦部分のレポートは一区切りとなりますが、本サイトでの情報発信はまだ続きます。優勝者インタビューの後編をお楽しみに!

 
  • 文: HK