カバレージ

宮城大会カバレージ:決勝トーナメント準々決勝(ベスト8)


朗(ゾロアークGX・カプ・テテフGX)vs
はっしー(ゾロアークGX・バチュル・バケッチャ・ランプラー)

激しさを増す決勝トーナメント。続いては9月に行われた公式大会「チャンピオンズリーグ2018横浜」で見事優勝を飾った朗と、元関東のカードショップ店員であり現在は宮城で活動しているはっしーの戦いを記録させていただく。

この大会では双方共にゾロアークGXを採用したデッキを選択しているが、チャンピオンズリーグ2018横浜でも使用していた、独自の調整で超タイプ中心のポケモンで脇を固める朗と、「よるのこうしん」デッキと組み合わせたタイプのはっしー。
両者異なるアプローチとなっている。非EXポケモンでの高火力ということで単純なサイドレースでは無類の強さを誇る「よるのこうしん」に対し、「よるのこうしん」キラーであるオドリドリが鍵を握るか。

朗の先手で試合が開始される。朗のポケモンはアローラ地方のロコン。様々な選択肢が考えられる手札から、サポート「マオ」とミミッキュをトラッシュしてハイパーボールを使い、カプ・テテフGXを手札に加える。しっかりと山札の内容を確認した上でサポート「アズサ」を選択しプレイ。さらなるサーチを続行する。先のゲームプランを想定し熟慮した上でオドリドリ、カプ・コケコ、ゾロアをベンチに並べターンを終了する。

はっしーはバトル場バチュル、ベンチにゾロアでスタート。バトルコンプレッサーで「よるのこうしん」を持つランプラーを3枚トラッシュに落とし、ダブル無色エネルギーをバトル場のバチュルへ。ウソッキーとバケッチャをベンチに出し、早速「よるのこうしん」でロコンを倒してサイドを取得。しかし、サポートを使用しておらず手札が増やせていないため、今後の流れを上手く繋げるかが不安である。

朗は逃げるためのエネルギーが必要ないカプ・コケコをバトル場に出して第2ターンに入る。超ポケモンデッキの要であるスタジアム「次元の谷」を出し、バトルサーチャーでマオを使用、迷いなく2枚を選択し、デッキの上に重ねてバトルポケモンをオドリドリに交代。ベンチのゾロアにこだわりハチマキを巻いてワザ「あやかしのまい」を使う。このワザの使用には無色1個分のエネルギーが必要になるが、次元の谷のおかげでオドリドリはエネルギーを必要とせずに攻撃を仕掛けることができる。そしてこの「あやかしのまい」こそがトラッシュにポケモンを溜める「よるのこうしん」デッキに刺さる部分であり、既にランプラーがトラッシュに溜まっているために、はっしーのバチュルは力尽きた。

お互いにサイドを取り合いつつも、手札の流れがあまり見られず動きは芳しくなさそうだ。はっしーはここからどう出るか。ゾロアをバトル場に繰り出した後の行動は「時のパズル」。手札に2枚揃っているときはトラッシュのカードを2枚回収できる強力な効果を発揮するが、1枚での使用のためデッキトップ3枚を確認、その順番を操作するに留まる。しかしその後に手札からはゾロアークGX!「とりひき」で操作した山の上から2枚のカードを手札に入れてそこからサポート「センパイとコウハイ」を使用し、2枚のカードをサーチする。ゾロアークGXが攻撃するためにダブル無色エネルギー手に入れ、オドリドリをノックアウト。

返す朗は、山札からプラターヌ博士をマオの“予言”により手に入れ、展開を進めていく。こちらのベンチにもゾロアークGXが姿を見せエネルギーを補充、レスキュータンカでオドリドリを手札経由でベンチに戻しつつ改造ハンマーで相手のゾロアークGXのエネルギーを奪う。そしてこのターンの行動を終えた朗はゾロアークGXをバトルに向かわせ、攻撃指示を出す。相手、その姿は同じゾロアーク。化かすことを得意とするポケモンだが、そのゾロアークは幻影ではない。本物だ。相手を見定めた上で先制攻撃とばかりに110のダメージを与え、攻守が入れ替わる。

ここまで展開の勢いがいまひとつなはっしーはゾロアークGXの「とりひき」を進める。手札にサポートが無くてもドローを行える頼れる能力だが、続く展開に繋がるカードが手に入らない。マーシャドーGX、カプ・コケコと共にシェイミEXをベンチに出して感謝の祈りを捧げるも、それでも次の手段はかるいしをゾロアークに持たせ、ベンチに下げることしかできないのであった。ここでゾロアークGXを失うわけにはいかない。耐える姿勢でカプ・コケコを前に出す。

だが次のターン、朗のアクションは大きなインパクトを与えることになる。手札からベンチに現れたのは“光を喰らう闇”ネクロズマGX!そして即座にダブル無色エネルギーが手札からその後を追いかけ、サポート「N」からオドリドリがこだわりハチマキを身に纏う。ネクロズマGXも超ポケモンであるため、今のフィールドなら手札から奇襲をかけることが可能なのだ。バトル場をネクロズマGXに交代し、朗はGXマーカーに手をかける。GXワザ「ブラックレイGX」が放たれ、はっしーの場を、EX・GXポケモンを、闇が襲う。ベンチに引っ込んだはずのゾロアークGXが倒れ、シェイミEX・マーシャドーGXも大打撃を負うことになった。

どうすればいいのか。相手のNによって一新した手札から策を練る。……しかし今の手札でできることはなく、新しい手札を手に入れなければならない。苦肉の策だがハイパーボールでバケッチャ・バチュルをトラッシュし、カプ・テテフGX「ワンダータッチ」からNを打ち込む。再び新たな手札に交換したはっしーはそこから……回答を出すことが、できなかった。

トラッシュに7枚のポケモンがあり、次のターンのオドリドリの攻撃を回避できない、耐えられないと悟ったはっしーは右手を差し出した。

朗WIN!

チャンピオンズリーグ2018横浜王者が、BATTLE X ROAD本戦まであと1勝と迫る!

 
  • 文: しんくあ