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第1回BATTLE X ROAD 優勝者・みれ 【インタビュー】 1/2


 
  • 2017年1月30日

みれ氏

優勝チームの中の2つの軸

── 優勝おめでとうございます。表彰式の際、チーム名の由来について話していましたが「Redo」には特別な意味が込められているんですよね?

僕ら4人は昔公式大会で入賞したことがある人たちなんですけど、ここ数年表彰台に上がれていないメンバーなんです。“昔強かった人がもう1度勝ち上がって、今年は返り咲きましょう”っていう意味を込めて、「やり直す」という意味の「Redo」というチームを組んだんです。

── みれさんは昨年9月に行われた「港南ジム」で「BATTLE X ROAD」本大会への出場権を勝ち取りました。その後、3人にはどのように声をかけたんですか?

まずしょう。くんとは「BATTLE X ROAD」の予選の前からよく練習していたこともあって、本大会に向けても継続的に練習し合えるだろうと思い、声をかけました。残り2人をどうするかって考えたとき、タクくんとシュウくんが兄弟であることが魅力的だったんですよね。要は4人で集まれなくても僕としょう。くんはこれまで通りたまに会って練習ができる。タクくんとシュウくんは兄弟だから、放っておいても家で練習し合ってくれる。この2つの軸を作れたのが「Redo」の強みだと考えていました。

飛び抜けて強い【ジュナイパーGX】

── 大会の“環境読み”についても聞かせてください。昨年12月に「サン&ムーン」シリーズがスタートして、 ルールを含めて環境にもさまざまな変化があったと思いますが、現環境でどういうデッキが強いと読んでいたんですか?

タクくんとシュウくんがいろいろ家で検討してくれたところによると、まず飛び抜けて強いのが【ジュナイパーGX】を軸に置いたデッキ。それを受けて【ジュナイパーGX】に比較的強く出れる【ボルケニオン】軸のデッキが多くなると読んでました。そうすると、これら2つのデッキに有利な【ダストダス】を入れたデッキも強いというのが、僕らの結論でした。

対戦風景その1

── 実際に4人が使ったデッキは今、話に出てきたデッキに【MレックウザEX、シェイミEX】を含めた4種類でしたが、そこに至った経緯は?

最初は【ガマゲロゲEX、ジュナイパーGX】デッキを2人、環境的に強い【ボルケニオン】デッキを1人、【MミュウツーEX、ダストダス】デッキを1人の予定だったんですけど、しょう。くんが【ガマゲロゲEX、ジュナイパーGX】のデッキタイプがあまり肌に合わないみたいだったので、一番使い慣れていた「白レック」を使ってもらいました。

選手と言うより監督や参謀

── 本大会のユニットバトルでは、リーダーであるみれさん以外の3人が卓に着いていることが多かったと思います(※ユニットバトルでは4人中3人の選手が対戦をして、勝敗を決める)。これはどういう戦略だったんですか?

基本的に僕は周りを見ながらいろいろ考える役になろうと思っていて。選手と言うよりかは監督とか参謀に近い役割でありつつも、必要なら対戦もする。プレイングマネージャー的な感じですね。基本は僕以外の3人が出て、調子が悪そうだったらその分をカバーしたりしようと思っていました。

── 実際にユニットバトルを経験してみて、みれさんの采配はうまくいきましたか?

1戦目はうまくいったんですけど、2戦目で失敗してしまいました。この日、ユニットとして唯一負けたのがこの2戦目で【ボルケニオン】に「ウォーターツールボックス」(※【ガマゲロゲEX】【マナフィEX】など水タイプのポケモンを主体としたデッキ)、こっちの「白レック」に【ソロアーク、イーブイ】と当ててしまって。ここが一番の大失敗だったのと、最終戦もちょっと危なかったですね。

中級者と上級者の境目

── 最終戦はラストチャンスクオリファイアー(LCQ)を勝ち上がったユニット・「あさみなとなかまたち」との戦いでした。最終戦に挑む前はどう考えていたんですか?

あさきくんかみなきくんが1番卓、放送席に座るとは思っていたので、その2人のデッキに対していいかなと思ったのがシュウくんの【MミュウツーEX、ダストダス】でした。あとはテルさんの【ビークイン、イーブイ】と、【ボルケニオン】軸のデッキが来るのもわかっていたので、うまく当てれば有利だけど外れたら不利、という状況でちょっと不利な目を引いてしまったんです。

── 「白レック」に対して【ビークイン、イーブイ】、【ガマゲロゲEX、ジュナイパーGX】に対して【ボルケニオン】というマッチアップでした。

そうなんです。ただうまく回ればどちらも勝ち筋のあるマッチアップだし、当然当たるケースを想定してデッキを組んでいたのと、戦い方のノウハウは心得ていたので、それを実践してうまくハマった感じでしたね。

対戦中風景その2

── みれさんの最終戦は終盤までどちらに転ぶかわからない戦いでしたね。

2ターン目の早い段階で【ミルタンク】が【ボルケニオン】の「ばくねつほう」で気絶させられて。実は「この【ミルタンク】がきぜつさせられたら負けだな」と思っていたので、序盤はかなり辛い立ち上がりだったんです。ただこっちの【ラフレシア】が中盤以降効いてきて、にげるコストの重いポケモンをうまくハメられたので、最後で巻き返すことができました。

── ちなみにチーム内でのMVPはどなたですか?

シュウくんですね。彼には全部の試合に出てもらったんですけど、1日通して1敗しかしていないんです。デッキ的に環境に刺さってたっていうのは大きいけど、それ以上にプレイングもよかった。【ボルケニオン】との試合でシュウくんがドロー系のサポーターを1度も使わずに、相手のデッキ切れまで追い込んで勝った試合があったんですよね。初手の手札がよくなくてそもそもドロー系のサポーターにタッチできなかったのもあるんですが、シュウくんの使っていた【MミュウツーEX、ダストダス】デッキは場を整えて勝つデッキタイプだから、普通に考えたら負ける戦いなんです。だけど手札のよくない局面で最適解を導き出して、それを実践できるっていうのが中級者と上級者の境目だと思っていて。シュウくん含め、上級者のメンバーが実力を発揮してくれたことが今回の優勝の理由だと思っています。

(敬称略)

 
  • 取材・文: Kura